映画『関心領域』

原題:The Zone of Interest(2023年イギリス・ポーランド・アメリカ) 第2次大戦中、アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る収容所の所長ルドルフ・ヘスとその一家を描いた物語。 監督はジョナサン・グレイザー。 カンヌ映画祭のグランプリ、アカデミー賞の国際長編映画賞と音響賞を受賞しています。 人によっては退屈にも感じそうな淡々とした描き方。 実際最初、映…

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映画『異人たち』

原題:All of Us Strangers(2023年イギリス) 大林亘彦監督によって映画化もされた山田太一の長編小説を『さざなみ』のアンドリュー・ヘイ監督がイギリスを舞台にして再映画化。 12歳の時に両親を交通事故で亡くし孤独な人生を歩んできた脚本家が幼少期に両親と共に過ごしたかつての自宅を訪ねると... 原作も読んでないし大林監督版も見てないんだけど、なんだか幻想的で不思議な…

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映画『オッペンハイマー』

原題:Oppenheimer(2023年アメリカ) クリストファー・ノーランが原爆の父と呼ばれるアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた人間ドラマ。 今年のアカデミー賞で作品賞他全7部門受賞しています。 題材的に一時期日本で公開されないんじゃないかとか言われてたけど、キリアン・マーフィ好きとしては無事公開されて良かった。 まず原爆の描写については賛否あるだろ…

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映画『デューン 砂の惑星 PART2』

原題:Dune: Part Two(2024年アメリカ) ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がふたたび監督を務めた「DUNE」の続編。 ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンら前作のキャストに加え、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、レア・セドゥらが新たに出演しています。 今回もドルビーシネマで鑑賞し、美しく壮大な映像を堪能。 内容的にも前作よりストーリーに動き…

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映画『落下の解剖学』

原題:Anatomie d'une chute/Anatomy of a Fall(2023年フランス) カンヌ映画祭のパルムドール、アカデミー賞脚本賞などを受賞しているフランス映画。 人里離れた山荘で起きた転落死を巡り繰り広げられる人間ドラマ。 監督はジュスティーヌ・トリエ、主演「さようなら、トニー・エルドマン」のザンドラ・ヒュラー。 サスペンスを期待すると肩透かしかもしれない…

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映画『カラーパープル』

原題:The Color Purple(2023年アメリカ) ピュリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を基にしたスピルバーグ映画をミュージカルとして再映画化。 黒人女性の波乱に満ちた生涯を力強い音楽と共に描いた作品。 ブロードウェイでも上演されていて、そちらで主役セリーを演じたファンテイジア・バリーノが同じ役で主演し、タラジ・P・ヘンソンやハリー・ベイリーが共演しています…

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映画『哀れなるものたち』

原題:Poor Things(2023年イギリス・アメリカ・アイルランド) 『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督作。 ヴェネチア映画祭で金獅子賞、エマ・ストーンがアカデミー賞で主演女優賞を獲得しています。 ヨルゴス・ランティモス作品を見るのは『女王陛下のお気に入り』『聖なる鹿殺し』に続き3作目なんだけど、今回も変態監督っぷりを発揮。 SF×ゴシック×ファンタジー×…

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映画『レザボア・ドッグス』

原題:Reservoir Dogs(1992年アメリカ) クエンティン・タランティーノの記念すべき長編監督第1作。 30年ぶりの劇場公開ってことで見に行ってきた。 久しぶりに見たけどやっぱり面白い! 冒頭のダイナーでのくだらない会話から、黒スーツを着た男たちが並んで歩くシーンの鮮烈さ。 音楽の使い方もめちゃくちゃカッコよくて一気に引き込まれる。 オレンジが撃たれて血まみれ…

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映画『ファースト・カウ』

原題:First Cow(2020年アメリカ) インディペンデント映画界で高く評価されるケリー・ライカートによるヒューマンドラマ。 ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズが出演。 西部開拓時代のオレゴンでアメリカンドリームを求めて移住した料理人クッキーと中国人移民キング・ルーは意気投合しある計画を思いつく... 1月初めに見た今年の初映画。 ケリー・ライカート作品は…

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映画『欲望の翼』

原題:阿飛正傅 / DAYS OF BEING WILD(1990年香港) これが2023年の映画納めとなりました。 日本での上映権が消失する直前の2005年に劇場で見て以来、3度目の劇場での鑑賞。 数年前にリマスター版が公開され、さらに今回4Kレストア版で上映ってことだったけど、私が行った劇場では残念ながら2K上映でした。 それでも大好きな作品なのでめっちゃ久しぶりに劇場で見る…

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映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

原題:Wonka(2023年アメリカ) ロアルト・ダールによる児童小説「チョコレート工場の秘密」に登場する工場長ウィリー・ウォンカの若き日の物語。 監督は『パディントン』のポール・キング、ウォンカ役にティモシー・シャラメ。 ティム・バートン版のチャリチョコではなく原作の前日譚であることと、けっこうしっかりミュージカル映画ってことを踏まえて見たほうが良いかも。 毒気たっぷりだったバ…

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映画『ゴーストワールド』

原題:GHOST WORLD(2001年アメリカ) 最初に日本で上映された時に劇場で見て以来のお気に入り映画。 昨年リバイバル上映されてたので久々に見てきた。 20年たっても全然色褪せてないし、今でも最高の作品だったよ。 ダニエル・クロウズの同名コミックをテリー・ツワイゴフが映画化。 出演は『アメリカン・ビューティ』のソーラ・バーチと『ロスト・イン・トランスレーション』のスカー…

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