NTLive『善き人』

原題:National Theatre Live: Good 『ベスト・オブ・エネミーズ』に続きナショナルシアターライブ見てきた。 映画化もされてるC・P・テイラーの戯曲をドミニク・クックの演出で舞台化した作品。 ナチスが台頭するドイツで善良で知的な教授ジョン・ハルタ―は徐々にナチスへと取り込まれていき... 主演は「ドクター・フー」や「グッド・オーメンズのデヴィッド・テナント。 …

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NTLive『ベスト・オブ・エネミーズ』

原題:National Theatre Live: Best of Enemies 昨年『リーマン・トリロジー』を見に行って、また面白そうなのがあれば見に行きたいと思ってたナショナルシアターライブ。 ちと気になったのがあったので見に行ってきた。 1968年のアメリカ大統領選におけるテレビ討論を題材にしたドキュメンタリーに着想を得た舞台劇。 ドラマ「HOMELAND」等に出演してる…

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映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』

原題:A Haunting in Venice(2023年アメリカ) ケネス・ブラナーが監督&主演を務める名探偵ポアロシリーズの第3弾。 ジェイミー・ドーナン、ティナ・フェイ、ミシェル・ヨー、ケリー・ライリー共演。 今回は「ハロウィン・パーティ」というアガサ・クリスティの中でもかなり地味な作品を取り上げてる。 これの前にブラナーが監督した『ベルファスト』を久々に見てみたらこの本が…

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映画『アステロイド・シティ』

原題:Asteroid City(2023年アメリカ) 夏以降に見に行った映画の感想を全然書いてなかったので、年末年始にちょっとづつあげていく。 まずはウェス・アンダーソン監督の最新作。 スカーレット・ヨハンソン、ジェイソン・シュワルツマン、トム・ハンクス、ブライアン・クランストンら豪華キャストが共演。 砂漠の中の小さな町アステロイド・シティに突如宇宙人が現れたことから起こる騒動…

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2023年上半期TVで見た映画メモ

今年の上半期にTVで見た映画の一言感想をメモ。 「パディントン1&2/Paddington」 くまのパディントンのロンドンでの冒険を描いたファミリー映画。 気軽に楽しみたい時はこういう映画がいいね。 パディントンがかわいいし、笑えるし、ハッピーエンドでほっこりできる。 「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン/Glass Onion: A Knives Out Mystery」 …

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映画『バービー』(2023年アメリカ)

原題:Barbie 世界中で愛されているアメリカのファッションドール"バービー"を『レディ・バード』、『ストーリー・オブ・マイライフ』のグレタ・ガーウィグ監督が映画化。 主演はマーゴット・ロビー、共演にライアン・ゴズリング、アメリカ・フェレーラ他。 MOVIXのドルビーシネマにて鑑賞。外国人の観客がかなり多かった。 "バービー"を映画化って聞いた時は失敗しそうにしか思えなかっ…

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映画『さらば、わが愛 覇王別姫』

原題:覇王別姫/Farewell My Concubine(1993年中国=香港=台湾) 製作から30年、レスリー・チャンの没後20年ということで再上映されたので見てきた。 チェン・カイコー監督が2人の京劇俳優の波乱に満ちた生き様を描き、中国映画として初めてカンヌ映画祭パルムドールを受賞した作品。 20年以上前に家のTVで見て以来、その後何度も見返し、以前のリバイバル上映で劇場でも…

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映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

原題:MISSION: IMPOSSIBLE - DEAD RECKONING - PART ONE(2023年アメリカ) トム・クルーズ演じるスパイ、イーサン・ハントが数々の不可能なミッションに挑むアクション・シリーズの第7弾の前編。 監督はクリストファー・マッカリー。 ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・アトウェル共演。 MOVIXのドルビ…

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映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny(2023年アメリカ) ハリソン・フォードが考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画の15年ぶりの新作。 スティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが製作総指揮、ジェームズ・マンゴールドが監督を務めています。 インディ・ジョーンズにはそれほど興味がなかったけど、この前の大阪コミコン…

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映画『Pearl パール』

原題:Pearl(2022年アメリカ) 人里離れた農場で厳しい母と体の不自由な父と暮らしながらも、スターになるのを夢見る少女パールが凶暴なシリアルキラーへと変貌していく様が描かれる。 同じくタイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演の映画「X エックス」の前日譚になるそう。 「X エックス」は見てないんだけど、見てなくても楽しめた。 ストーリー的にはホラー映画としてはけっこうありがちな感…

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映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

原題:Women Talking(2022年アメリカ) 架空の村を舞台に性被害にあった女性たちが自らの未来のために話し合いを重ねる姿を描いた作品。 ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー共演。 サラ・ポーリーが監督&脚本を務め、今年のアカデミー賞脚色賞を受賞しています。 淡々とした会話劇なのだけど、その内容はめちゃくちゃ濃厚で引き込まれた。 自身の尊厳、信仰心や…

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映画『アフターサン』

原題:aftersun(2022年アメリカ) 父親と過ごした夏休みを、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点で描いたヒューマン・ドラマ。 監督はこれが長編デビューとなるシャーロット・ウェルズ。 父親役ポール・メスカルがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされていました。 この親子についての背景の説明はほぼ無く、行間を読ませるタイプの作品。 時折挟まれる成長したソフィの姿、父親の不…

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映画『TAR/ター』

原題:Tar(2022年アメリカ) 『イン・ザ・ベッドルーム』や『リトル・チルドレン』のトッド・フィールドの16年ぶりの監督作。 天才的な才能を持った女性指揮者リディア・ター。 しかし過去の自身の行いによりキャリアを追い詰められていき... ケイト・ブランシェットの演技を見るための映画。 オスカー取った『ブルー・ジャスミン』とちょい近いけど、追い詰められ狂気に走る演技は圧巻…

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映画『ザ・ホエール』

原題:The Whale(2022年アメリカ) 『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督作。 死期の迫った肥満症の男が娘との絆を取り戻そうとする姿を描いた人間ドラマ。 ブレンダン・フレイザーが主演を務め今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。 戯曲の映画化ってことでチャーリーの部屋の中だけで展開していくけれど、心理描写が見事で見入ってしまう。 ただチャーリーに共…

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映画『AIR/エア』

原題:Air(2023年アメリカ) この前の『別れる決心』の映写トラブルの時貰ったタダ券使って先月見てきた。 ベン・アフレックが監督、マット・デイモンが主演を務め、伝説のナイキシューズ"エア ジョーダン"が誕生するまでを描いた人間ドラマ。 ベンアフは監督としてはやっぱけっこう才能あるよねぇ。 直球のアメリカン・ドリーム映画だけど、人間ドラマをしっかり描きつつ、テンポ良くて、ち…

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