海外ドラマメモ2025年春~アメリカドラマ編その1

イギリスドラマに続きアメドラの感想。

「Poker Face/ポーカーフェイス」
「ナイブズ・アウト」のライアン・ジョンソン制作、ナターシャ・リオン主演のミステリードラマ。
序盤が犯人視点で後半が謎解きっていうコロンボや古畑を思い出す倒叙ミステリーで、毎回各地を逃亡して回る主人公チャーリーがそこで起こった事件を解決していくという形。
ナターシャはいつものナターシャって感じだけど、それがこのドラマのいい味付けになってる。
そしてゲストもけっこう豪華で楽しめた。

「The Sympathizer/シンパサイザー」
ベトナム戦争をフランスとベトナムの血を引く共産主義者のスパイの視点で描いた作品。
パク・チャヌクがショーランナーを務めてる。
ベトナム側の視点で描かれるベトナム戦争が新鮮。
しかも主人公は南ベトナムの大尉としてアメリカに亡命しながらも実は北ベトナムのスパイという複雑なキャラクター。
ちょっと難しい部分もあったけどコミカルな部分もけっこうあり、テンポも良くてなかなか面白かった。
ロバート・ダウニー・ジュニアが一人で4役演じてるんだけどどの役も胡散臭いアメリカ人なのはアメリカに対する皮肉だよね。

「The Diplomat/ザ・ディプロマット」
NETFLIX制作の政治サスペンス。
ケリー・ラッセルとルーファス・シーウェルが破綻寸前の外交官夫婦を演じてるんだけど、この二人の関係が面白い。
そして国と国の駆け引きだったり、外交官のお仕事だったり見ごたえたっぷり。
スピード感とスリリングさとところどころにあるコミカルさとで一気に最後まで見てしまった。
ただめっちゃ続きが気になる終わり方で早くS2観たいよ。

「Eric/エリック」
こちらもNETFLIXオリジナル。
子供向け番組の人形遣いで妻との関係は破綻寸前、息子との関係もあまりうまくいっていなかったヴィンセント。
息子が突然失踪したことで、息子が描いた青いモンスター“エリック”に執着していく…
思ってたのと全然違う話やったけど、けっこうおもしろかった。
ベネディクト・カンバーバッチが身勝手でダメな父親役で、やっぱこの人こういう変な役似合う。
この父親のダメダメさにちょっとイラっとする感じもあるけど、最終的にはハッピーエンドで良かった。
ただメインの親子のストーリー以外にもいろいろ盛り込み過ぎで中盤はやや散漫になってた気がしたな。

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