ちょこっと間があいたけどイギリスドラマの感想第3弾。
「A Gentleman in Moscow/モスクワの伯爵」
WOWOWオンデマンドでパラマウント+の作品が配信されてるので、ぼちぼち見ていくことに。
まずはユアン・マクレガーが出てるこの作品見てみた。
アメリカでベストセラーになった小説のドラマ化で、ロシア革命後、ホテルに軟禁されたロシア人伯爵の半生を描いた物語。
序盤はコメディなのかシリアスなのかイマイチどういう話なのか分からずピンとこなかったけど、中盤ソフィアが出てきたあたりから面白くなってきた。
ユアンの演技もイイ感じだし、メアリー・エリザベス・ウィンステッドとの夫婦共演も良き。
ただ多分かなり原作を端折ってるんだろうなぁって感じの展開の早さだったので、原作読んでみたくなっちゃったな。
「Mr Bates vs The Post Office/ミスター・ベイツvsポストオフィス」
イギリスITVで2024年初めに放送された実話ベースのドラマ。
2000年代の英国で十数年もの間に700人以上もの郵便局長がシステムの欠陥により窃盗や詐欺などの罪に問われた英国史上最大規模の冤罪スキャンダルをドラマ化したもの。
これ富士通が関わってるのもあり日本でもちょびっと話題にはなってたけど、実際見てみたら思ってた以上悲惨な話やったわ。
まぁ富士通(の英国の子会社)のシステムが穴だらけってのも問題だけど、それ以上に郵便局側の対応がひどすぎる。
しかも未だに有罪のままの人もいるってのが。。
でもこのドラマがきっかけで事件が再注目され政府が動き出したってのは素晴らしい。
トビー・ジョーンズをはじめ出演者の演技も素晴らしかった。
「The Hunt for Raoul Moat/殺人鬼ラウル・モート事件~英国警察史上最大の捜査」
こちらもイギリスで実際に起きた事件をもとにしたITV制作のサスペンスドラマ。
リー・イングルビーが出てるから見てみたんだけど、なんだか後味の悪い話だったなぁ。
自分勝手なクズ野郎でしかない犯人が一部の人たちからヒーロー扱いされたりとモヤモヤしたわ。
「I Hate Suzie/超サイテーなスージーの日常」
「ドクターフー」のビリー・パイパー主演のブラックコメディ。
15歳で国民的スターになり俳優としてキャリアを積んでいたスージーがスキャンダルで転落していくっていう話。
けっこう下品でクセ強め。思ったより笑えない話。
主人公の自業自得感が半端ないけど、でもなんか嫌いになれない部分もあったな。
「WHY DIDN’T THEY ASK EVANS?/なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか」
アガサ・クリスティーの原作を「HOUSE」のヒュー・ローリーが監督・脚本・出演の3役をこなして制作したミステリードラマ。
ミスマープルシリーズとして以前映像化されたのを見たことあり、序盤の流れはなんとなく覚えてたけど結末とかは全然忘れてたので問題なく楽しめた。
フランキー役ルーシー・ボイントンがおしゃれでかわいい。
ウェールズの美しい風景も見所。
ただちょっと終盤の謎解きが駆け足気味だったのが残念だな。
「The Bridge/ブリッジ シーズン4」
最後は北欧ドラマ。
シーズン3を見終わってから5年。
ようやくファイナルシーズンが配信されて見る事が出来た。
母親の件でサーガが収監されてるところから始まりどうなることかと思ったけど、最終的にサーガもヘンリックも過去から解き放たれて新たな道を進みだす。
サーガが救われる物語で良かった。
とても良い終わり方だったよ。
これでイギリスドラマ編は一旦終了で次はアメドラの感想書きます。
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