『善き人』以来半年ぶりのナショナルシアターライブ。
今年度のローレンス・オリヴィエ賞で演劇部門リバイバル賞を受賞。
アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」に『異人たち』のアンドリュー・スコットが一人芝居で挑んでいます。
8人もの登場人物を一人で演じきるアンドリュー・スコットがとにかく凄かった!
ちょっとした小道具をうまく使いながら、仕草や話し方などを変化させ様々な役柄を演じ分けていて、見ていてまったく混乱しない。
それどころか実際に舞台に何人かいるような感覚になることまであってびっくりだったよ。
内容的にはロシア作品だからもっと重いのを想像してたけど、意外と笑える部分もあって楽しめた。
ただ事前にもう少し「ワーニャおじさん」を何かで予習しとくべきだったかな。
最初、名前や人間関係を把握するのに時間がかかってしまったし、完全に物語に入り込むとまではいかなかったのが残念だった。
でもあのアンスコの超絶演技を見れただけでも見に行った甲斐があったよ。

ワーニャおじさん (岩波文庫 赤 622-2) - チェーホフ, 湯浅 芳子

にほんブログ村
この記事へのコメント