2週間ほど前に名古屋で見たこの作品が今年最後の劇場での映画鑑賞になりました。
猫をモチーフにしたイラストで人気を集めた19世紀のイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯をベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた伝記映画。
共演は「ザ・クラウン」のクレア・フォイ。
監督は俳優としても活躍する日英ハーフのウィル・シャープ。
猫たちの可愛さやユーモラスさとは相反してルイス・ウェインの生涯はなかなかに厳しい。
エミリーとの幸せな日々は病によってあっという間に奪われ、ルイスだけじゃなく妹たちにも不幸が重なり見ていて辛くなる。
それでも映画全体のタッチはユーモアもありそれほど暗くない。
特にラストが美しくて、切ないけど前向きでとても良かった。
ルイス・ウェインの絵も本物の猫たちもめっちゃ可愛かったし猫好きなら見て損はない。
それから、カンバーバッチはやっぱちょい変人入った役がハマる。
あと一番上の妹役アンドレア・ライズボローは『アムステルダム』でも結構印象的だったし気になる女優さんだな。

この記事へのコメント
sknys
松ケン似のウィル・シャープ(Will Sharpe)監督は 「SHERLOCK」(BBC 2012)に出演していましたが、H・G・ウェルズ役のニック・ケイヴ(Nick Cave)との繋がりが分かりません。
豪州の町田康もネコ好きだったりして?