映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』

原題:THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN(2021年アメリカ)

『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督がフランスの架空の新聞社を舞台に描いた作品。

編集長が急死し、その遺言に従い追悼号かつ最終号となる「フレンチ・ディスパッチ」誌の記事を映像で見せるという、かなり癖のある内容。
左右対称の構図、カラフルな色使いなど、とにかく映像はめちゃくちゃオシャレ。
そしていつものことながら、それぞれのシーンの情報量がめちゃくちゃ多い!(一度見ただけですべて理解するのはムリ)
好き嫌いは置いといてとってもウェス・アンダーソンらしい作品になってた。

最終号に掲載される1つのレポートと3つの記事が順番にオムニバス形式でつづられる。
フランス映画には詳しくないので引用とかは分からないけど、監督のフランス文化に対する憧れが詰め込まれてるんだろうな。
私的に一番印象的だったのは刑務所の画家のストーリー。
囚人でアーティストなベニチオ・デル・トロと看守でモデルもする(ヌードが美しい)レア・セドゥが最高だったよ。
その他のキャストもめちゃくちゃ豪華。
ビル・マーレイやオーウェン・ウィルソンを始めとした常連組はもちろん、ほんのちょい役で有名俳優が出てたりするのが贅沢すぎる。
最近気になってるアレックス・ロウザーが短い時間だけどかなり印象的な役で出てたのが嬉しい。
あとシアーシャ・ローナンの"瞳"の使い方が素晴らしかった。

今度は家でじっくり細部を確認しながら鑑賞したい作品だなぁ。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray] - ベニチオ・デル・トロ, エイドリアン・ブロディ, ティルダ・スウィントン, レア・セドゥ, フランシス・マクドーマンド, ウェス・アンダーソン
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