ジェローム・K・ジェロームという19世紀の英国人作家が自身の体験を基に著したユーモア小説。
三人の英国紳士が犬と共に、ボートでテムズ河を旅するというシンプルな物語。
男三人のお気楽旅がユーモアたっぷりに綴られています。
ハリスの迷路の話や、白鳥と格闘する話、ジョージのバンジョーなどなど、彼らの旅の様子や数々の挿話がとにかく可笑しくて楽しい♪
そしてそれだけじゃなく、英国の歴史や観光案内なども一緒に語られるたりしちゃうのも興味深い。
ヘンリー8世とアンが出てきたり最近イギリスの歴史物にちょいはまってるので、そこらへんもかなり楽しめた。
そして可愛いけれど喧嘩っ早いフォックステリア犬モンモランシーがめちゃくちゃいい味出してます。
湯沸しと格闘するモンモランシー可愛すぎ!
彼らの作り出す雰囲気がとっても心地よくって面白くって何度も何度も読み返したくなるそんな小説でした。

ボートの三人男 (中公文庫) - ジェローム・K・ジェローム, 丸谷才一
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